今回は、多くの方からご質問をいただく「birdy(折り畳み自転車)のメンテナンス方法」について、具体的な手順を交えながらご紹介します。
birdyはコンパクトで便利な自転車ですが、定期的なメンテナンスをすることで、より長く快適に乗り続けることができます。
ぜひこの記事を参考に、ご自身でできるメンテナンスに挑戦してみてください!
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① 車体のクリーニング
自転車を綺麗に保つことで、不具合を早期に発見しやすくなります。以下の手順でクリーニングを行いましょう。
具体的な手順:
準備するもの:ウエス(布)、柔らかいスポンジ、中性洗剤、バケツ、水
①車体全体を水で洗い流す

ホースやバケツを使って、車体全体を水で洗い流します。
ただし、ベアリング部分(ハブやヘッドセットなど)に直接水をかけないように注意してください。
弱い水流で、表面の砂や塵を落としてください。
②洗剤をつけて汚れを落とす

中性洗剤を薄めた液をスポンジに含ませ、フレームやホイール、チェーンガードなどの汚れを優しく洗います。
特に泥や砂がたまりやすい部分は丁寧に洗いましょう。
※艶消し塗装モデルの場合、強くこすりすぎると、艶が出てしまう恐れがあるのでご注意ください。
③水で洗い流す

洗剤が残らないよう、しっかりと水で洗い流します。
④乾燥させる

乾いた布で水気を拭き取り、風通しの良い場所で完全に乾かします。
※ボルトや、折り畳みヒンジ部分にも水が溜まりやすいため、しっかりと拭き上げてください。
※水を使っての洗車が難しい場合は、硬く絞ったウエスで優しく拭き上げるだけも大丈夫ですが、車体に砂利や土汚れが付いている状態で擦ってしまうと、傷が付いてしまう恐れがあるので注意してください。
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② 空気入れ
空気が不足していると、走行感が悪くなり、パンクのリスクも高まります。以下の手順で定期的に空気を補充しましょう。
具体的な手順:
準備するもの:スポーツバイク用のメーター付き空気入れポンプ
①タイヤの空気圧を確認

タイヤの側面に記載されている「適正空気圧」を確認します。
このタイヤの場合は50-85psi(3.4-5.8BAR)が適正空気圧として設定されています。
②空気を入れる

空気入れのノズルをバルブにしっかりと接続し、メーターを見ながら空気を入れます。
バルブの種類に合ったノズルを使用してください。
※birdyは仏式/フレンチバルブが使用されています。

適正空気圧まで充填:メーターを確認しながら、適正空気圧の範囲まで空気を入れます。
空気を入れすぎてしまうと、パンクの可能性が増してしまうため、入れすぎないように注意しましょう。
ポイント:空気圧は少なくとも1~2週間に1回、または走行前に確認する習慣をつけましょう。
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③ チェーンのクリーニングと注油
チェーンは自転車の重要なパーツです。錆びたり汚れた状態のまま放置すると、走行性能が低下したり、摩耗が早まったりします。
以下の手順でクリーニングと注油を行いましょう。
具体的な手順:
準備するもの:チェーンクリーナー、ウエス、チェーンオイル
①チェーンを洗浄する

チェーンクリーナーをチェーンに直接スプレーし、ブラシやウエスで汚れを落とします。
チェーン全体にクリーナーを行き渡らせ、古いオイルや汚れを浮かせます。
②汚れを拭き取る

ウエスを使って、チェーンに付着した汚れをしっかりと拭き取ります。
完全に乾くまで待ちましょう。
③チェーンに注油する

チェーンオイルをチェーンのローラー部分に少量ずつ垂らします。
注油後は、ペダルを回してオイルを全体に行き渡らせます。

最後にウエスを使って、チェーン表面の余分なオイルを拭き取ります。
オイルが多すぎると、逆に汚れが付着しやすくなるので注意してください。
ポイント:古いオイルが付着したまま注油を行うと、汚れが付きやすくなってしまうため、必ず洗浄してから注油する様にしましょう。
より効率よく、綺麗にしたい場合は市販のチェーンクリーニングキットを使用するのもオススメです!
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④ 異音の確認
異音は、自転車の不具合を知らせるサインです。以下の手順で確認しましょう。
具体的な手順:
①自転車を軽く落として確認

自転車を10cmほど持ち上げ、軽く地面に落とします。
緩みや”ガタ”が発生している場合には、「ガタガタ」「ゴトゴト」といった異音がすることがあります。
②音の発生源を特定する

異音がする場合は、音の発生源を特定します。
サドル、ハンドル、折り畳み部分、ホイールの取付(クイックリリース)などが主なチェックポイントです。
緩みが発生している場合は、適正な締め直します。
ご自身で対応できない場合は、Pacific Cycles Japanのオフィシャルディーラーに相談しましょう。
ポイント:異音が発生している場合には、早めにプロに点検してもらうことが大切です。
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まとめ
birdyの基本的なメンテナンスは、以下の4つのポイントを押さえるだけで簡単に行えます。
- 車体のクリーニング:定期的に洗浄し、不具合を早期発見。
- 空気入れ:適正空気圧を保ち、快適な走行を維持。
- チェーンのクリーニングと注油:チェーンの汚れを落とし、潤滑を保つ。
- 異音の確認:異音をチェックし、不具合を未然に防ぐ。
これらのメンテナンスを定期的に行うことで、birdyを長く快適に使い続けることができます。もし不安な点があれば、Pacific Cycles Japanオフィシャルディーラーにご相談ください。
プロのサポートで、さらに安心してbirdyを楽しんでいただけます!
これからもbirdyとともに、素敵なサイクリングライフをお過ごしください!
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