春の陽気が感じられる季節になりました。暖かくなると、「そろそろ長年保管していたBD-1(前代理店取り扱い時のbirdyの商品名)に久しぶりに乗ろうかな?」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もしかしたら、ふと車体をチェックしたときに「こんなところにヒビが!?」と気付くかもしれません。
実は、特に新車でご購入されてから10数年以上が経過している車体や、酷使されている車体に見られることがあります。
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どんなクラックが発生しやすい?

BD-1(birdy)は軽量なアルミフレームを採用しています。
そのため、材質的な特性によって使用環境や走行距離、または保管・保守状況等が金属疲労の要因となって、ポイント的に過度なストレスのかかる(又はかかり続けた)フレームの一部やパーツに小さなヒビ(クラック)が入ることがあります。
特にBD-1では次のような部分にクラックが比較的発生しやすいと言われています。
- ハンドルクランプ(ステム部分)
- フロントフォーク
- シートクランプ付近
- サドルレールクランプ(シートポスト)
- ヘッドチューブ
これらの箇所は、乗車時にも大きな負荷がかかるため、長年の使用で金属疲労が蓄積しやすいポイントです。
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クラックが見つかったらどうする?
もしクラックを見つけた場合は、すぐに乗るのを中止し、安全を確認しましょう。
小さなヒビであっても、放置したまま乗車すると突然の破損につながる可能性があります。
また、
- 締め付けボルトの緩みがないか確認する
- 定期的にフレームの状態をチェックする
- 10数年以上使用しており、車両の状態によっては買い替えを検討する
といった対策を心がけることで、より安全に愛車を楽しむことができます。
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「リコールがあった」は誤情報です

インターネット上で「BD-1のリコールが行われている」という誤った情報が拡散されていることを確認しています。
しかし、BD-1および、birdyに関して、過去の代理店やOEM供給先を含むすべての代理店においても、公式にリコールや自主回収を行った事実は一切ありません。
クラックの発生は長年の使用や金属疲労によるものであり、製品の品質や構造的な欠陥ではありません。
誤った情報に惑わされず、正しいメンテナンスを行い、安全にご使用いただければと思います。
なお、現在のbirdyでは改良が施されており、同様の症状は解消されています。安心してお楽しみください。
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長く乗るためのポイント
BD-1は設計上、長期間使用することが可能ですが、フレームやパーツには経年劣化があります。特に、30年近く前の初期モデルは、アルミの寿命を考慮し、新しいモデルへの買い替えを検討するのも一つの選択肢です。
愛車と長く付き合っていくために、定期的な点検とメンテナンスをぜひ習慣にしてみてください!
まとめ
- BD-1のフレームには、長期間使用するとクラックが入ることがある
- よく発生するのは、ハンドルクランプ、フォーク、シートポスト周り、ヘッドチューブなど
- クラックを見つけたら、安全のためにすぐに点検を
- 定期的なメンテナンスと点検で、安全に乗り続けることが大切
- BD-1にリコールはなく、誤情報に注意!
BD-1(birdy)を末永く楽しむために、ぜひ愛車のチェックをしてみてください!